エリンギプールにおぼれる

平野紫耀とかいう器用貧乏と松村北斗とかいうフェロモンお化け。時々超特急

長いことジャニヲタとやらを続けて来たが、最近「超特急」とかいうグループが気になってしょうがない。

 

 

私は20代でありながら、ジャニヲタを始めてかれこれ10年以上になる(と思う)。母がジャニーズファンだった事もあってか、家ではジャニーズの番組や録画してあったビデオなどがほぼ四六時中流れていた。当時私はまだ小さかったためよく覚えていないが、それは私が物心つく前からだったらしい。正直、いつからジャニーズに熱を注ぐようになったかはよく覚えていない。それほどまでに、私の生活にはいつだって当たり前のようにジャニーズがあったのである。

 

前にも話した事があるが、私の父はほぼ9割型歌謡曲しか聴かない。それが良い影響なのか悪い影響なのかは分からないが、いつのまにか私も歌謡曲のようなトンチキソングばかりを聴くようになってしまった。気がつけば、私の周りはハロプロとジャニーズを中心にアイドルのCDやDVDで溢れかえっていた。

 

自分で稼げる年齢になって自由に使えるお金が増えたためか色々なアイドルの楽曲に手を出し、ここ数年で一気に「女性アイドルと言えばハロプロ」という概念が私の中で崩れ始めた。BABYMETAL、ももいろクローバーZでんぱ組.incなどのアイドルの活動をゆる~く浅~く幅広~く見守るようになってから、私は大の大人が必死になって応援してしまうアイドルが特に好きなんだと思うようになった。

 

女性アイドルが戦国時代なのは知っていたが、男性アイドルも戦国時代に突入していたという事を当時の私は全く知らず、この時はまだ「男性アイドルと言えばジャニーズ」の概念が私の中にあった。この固執した概念さえも、そんなに時間をかけずに崩れて行くことになろうとは、全く予想だにしていなかった。

 

彼ら、超特急を初めて見たのは、去年の「ニコニコ超会議」だった。数々の有名アーティストや様々な企業による出店と、エンターテイメント性に溢れながらもチケットは1番高額な優先入場券でさえも3000円以下と格安なため、年々入場者数は増加傾向にある。中でも超音楽祭ブースには沢山のアイドルが出演するため、アイドルファンの私としては必須のイベントであった。ただ、この超音楽祭にはタイムテーブルが用意されていない。それだけでなく、ものすごい人が入れ替わり立ち替わり押し寄せるため、良席を確保するためには特に興味がないアーティストでも見続けなければならない。いくら多趣味でアニソンやボーカロイド曲なども浅く聴いている私であっても、さすがにこの長丁場は毎回苦痛を強いられる。だが、去年の超会議は超特急であったり、歌い手のアンダーバーであったり、徹底したスンゲーパフォーマンスを魅せてくれるアーティストさんが多かったためか、個人的には全体を通して大方楽しむ事が出来た。

 

私は超会議で拝見するまで、超特急というグループを全くと言っていいほど知らなかった。彼らの「バッタマン」という曲のPVを見て貰えれば分かると思うが、冒頭に登場するブs…淑女の皆様とほぼほぼ同じようなイメージを抱いていた。参考程度に動画を貼っておくので、この記事に迷い込んだジャニヲタの皆様は、時間があればでいいので是非、目を通して頂きたい。

 

中でも超新○と混同して韓流グループだと思ってるっつうくだり、マジ超分かる。

 

全く期待していなかったのに…正直、度肝抜かれた。もちろん彼らのパフォーマンスが物凄かったのもあるが、それ以上に私が目を付けたのはよく訓練され…よく調教されたファンの皆様方のほうであった。客のプロさに腰が抜けそうになった。ジャニーズファンとして非常に悔しかった。常人であったら「気持ちわりィな」と思うのかもしれない。だが私は、ファンの一体感が羨ましくてしょうがなかった。まさに私の好きな「大の大人が必死になって応援してしまうアイドル」そのもの。いくら熱く語ったところで言葉だけでは説明しきれないので、まずはこれを見てもらいたい。にしてもこの記事動画多すぎるな。ホントにごめんなさい。

 

 

 

最初からクライマックスであったが、1曲目終わりでメンバー紹介が始まった時、思わず「なんだなんだ?!」と声を上げてしまった。こういうメンバー紹介は、なんとなく女性アイドルだけのものというイメージもあってか、男性アイドルがキラッキラな自己紹介をする様に驚愕した。なんかよくわかんねえけど、イメージカラー青の2号車カイくんの自己紹介では周りに合わせて「お~?!」って言っておいた。1番好きなのは、薄型3号車ガリガリ担当イメージカラーは紫のリーダーリョウガくんの自己紹介。長い。よくこの文噛まずに言えるなあ…。何より、「ガリガリ!」って叫ぶ8号車*1の皆様が超楽しそうで、ホントに羨ましかった…。あ、私の推しは今のところ5号車ドジっ子担当イメージカラー赤のユーキくんです。どうでもよかったね。サーセン

 

両端の2人がボーカルなんですけど、このグループ、ダンスがメインでボーカルはバックらしいのです。一応?アイドルのくくりに属されてるのかなとは思いますが、コンセプトは非アイドルだし、正統派なかっこいいダンスをしてきたかと思えば、他の曲ではキレッキレに踊りつつも白目剥いてたり*2、黄色い子が奇声上げてたり*3、PVで美しい死を表現したり*4と、他のアイドルでは為し得ない事をアイドルの殻を破ってやってのける、その独自性と多彩さに目が離せないのです。紹介したいことが多すぎて脚注が追いつかないぜこんちくしょう…。

 

 

この記事の下書きを書き始めた時は「気になる」程度だったというのに、書き上げるにつれ「気になる」なんてレベルじゃ収まらなくなっているかもしれない事に気づいた。超特急と超○星の区別が付かなかった私が、今ではメンバー紹介の合いの手まで完璧に覚えてしまっている。実に由々しき大問題である。で、でも!これで今年の超会議に超特急がまた出たとしても安心だね!ジャニーズに戻れなくなっちゃわないかって?…アア、それは安心出来ないね…。

 

KAT-TUN田口淳之介くん脱退報道から今後のKAT-TUNについての具体的な発表や報道がないまま、SMAP解散騒動で「ジャニーズってどうなん?どうなるん?大丈夫なん?」と不安に思ってしまった等その他諸々、ジャニーズ事務所にに体力を奪われつつある方がもしいらっしゃったら、スターダストプロモーションから自信を持って超特急をおすすめしたい。メンバー全員が長身で若きイケメン揃い、キレッキレのエネルギッシュなダンスと甘い歌声、そして極めつけにコミカルな曲や振りが、貴方の疲れた心に癒しをもたらすかもしれない。…あっ、でもちゃんと戻ってきて下さいね?ハマって抜け出せなくなっちゃう可能性もありますから。ちょっとだけ、ちょっとだけですよ?私も危機感を覚えています。超!超!超!お気を付けて。笑

 

あっ、すんごいどうでもいいネタだけど、事務所がスターダストなのに超特急って…超新s…いや、これ以上はやめておこう。

 

 

*1:超特急のファンのことを8号車と呼称するらしい

*2:超特急「Believe×Believe」サビの振り

*3:超特急「バッタマン」サビ入りの台詞部分

*4:超特急「Beautiful Chaser」Music Story Film